沖縄北部に2025年、新しいテーマパークが誕生する予定です。詳細はまだ明らかになっていません。しかし今わかっている情報だけでも人気のスポットになりそうな予感です。
沖縄北部の人気観光スポットと言えば、年間300万人以上が訪れ、沖縄を代表するスポットとも言える「美ら海水族館」があります。2025年に新しいテーマパークが誕生すると、ますます沖縄北部が注目のスポットになるでしょう!
沖縄北部には美ら海水族館だけでなく、ほかにもオススメのスポットがあるので、こちらも併せてご紹介します。美ら海水族館へ行こうと計画している人にとって併せて楽しめる必見の情報です。
2025年開業予定の新しいテーマパークは、 今帰仁村と名護市にまたがるゴルフ場跡地に整備する計画です。運営するのは、名護市の「ジャパンエンターテイメント」で、大阪の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」運営会社出身の加藤健史氏が代表を務めています。注目は、USJの再建で知られる森岡毅氏が代表を務めるマーケティング会社「刀」が筆頭株主となっていることです。
森岡氏と言えば、USJに入社から3年で入場者数を730万人台から1,050万人にまで引き上げV字回復に貢献しました。USJ退社後にマーケティング会社「刀」を設立し、丸亀製麺やネスタリゾート神戸の立て直しや西武園ゆうえんちのリニューアルにも関わっています。
その森岡氏がどうしても挑戦したいのが、沖縄北部の新しいテーマパーク なのだそうです。運営会社にはこの会社以外にも、地元企業のオリオンビールやリウボウに加え、近鉄グループホールディングスやJTBなども出資して、2025年の開業を目指しています。
沖縄本島は観光の重心が那覇市など県の南部に偏っているのが現状ですが、北部に魅力あるスポットができれば、北部での滞在時間が延び、沖縄全体として観光客の増加が期待できます。
森岡氏は「沖縄は片道3時間圏内には日本をはじめ、中国、韓国、台湾などがあり、潜在的な観光客は2億6,000万人にのぼる」と考えています。ハワイと沖縄県の観光客数は年間1,000万人弱とほぼ同じです。一方で、観光資源の乏しい沖縄はハワイに比べて旅行滞在日数が短いというのが問題です。観光客1人当たりの消費額も少ないので、新たな観光スポットを沖縄に作って観光資源を掘り起こそうという計画になっています。期待が高まりますね。
新しいテーマパークは、今帰仁村呉我山にあった嵐山ゴルフ場跡地に建設が予定されています。近くには、年間300万人以上の観光客が訪れる美ら海水族館や、世界遺産に登録されている今帰仁城跡があります。
広さは、約56ヘクタールで、ほかのテーマパークと比べると以下の通りです。
テーマパーク | 広さ |
沖縄の新テーマパーク | 約56ヘクタール |
ディズニーランド | 約51ヘクタール |
ディズニーシー | 約49.3ヘクタール |
ディズニーリゾート全体 | 約200ヘクタール |
ユニバーサルスタジオジャパン | 約42.9ヘクタール |
テーマパークの具体的なコンセプトはまだ明らかになっていませんが、元ゴルフ場の地形を活用し、自然を五感で楽しめる、亜熱帯地域の自然環境を生かしたテーマパークが建設されると予想されています。
ジャパンエンターテイメントの加藤代表も「大自然を思いきり堪能できる施設にする」「他の観光地と需要を食い合うことなく新たな需要を喚起したい」との考えを示しています。
新しいテーマパークの誕生に、地元も期待を寄せています。今帰仁村の久田村長は「北部での滞在日数の長期化と、北部や県経済の起爆剤になることを期待している。名護東道路の延伸とともに、クルーズ船やヨットの寄港地整備など官民一体でインフラの課題に取り組んでいきたい」と語っています。
また、名護市の渡具知市長は「施設周辺の飲食店などの事業者とも連携し、経済の相乗効果が期待できる仕組みづくりを進める」と話しています。2025年のテーマパーク開業に向けて、この周辺がより魅力ある観光地に変わっていくのが今から待ち遠しいですね。
これからますます注目が集まると予想される沖縄北部には、すでに日本を代表する観光スポット「沖縄美ら海水族館」があります。沖縄美ら海水族館は、1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会の跡地にできた国営公園「海洋博公園」にある施設です。
海洋博公園には、沖縄美ら海水族館のほかに常時2,000株以上のランや熱帯の植物を展示している「熱帯ドリームセンター」、海と人との関わりを学べる「海洋文化館」といった施設もあります。
綜合ユニコム株式会社 主要レジャー施設 集客データ2021でプレス発表された「日本の遊園地・テーマパーク おすすめランキング」によると、沖縄美ら海水族館は6位にランキングしています。また、水族館の中では大阪の海遊館を上回り、日本で一番来場者が多い水族館です。
順位 | テーマパーク | 2019年の来場者数 |
1位 | 東京ディズニーランド | 1,791万人 |
2位 | 東京ディズニーシー | 1,465万人 |
3位 | ユニバーサルスタジオジャパン | 1,450万人 |
4位 | ナガシマスパーランド | 595万人 |
5位 | 上野動物園 | 344万人 |
6位 | 沖縄美ら海水族館 | 331万人 |
7位 | 国立科学博物館 | 273万人 |
8位 | 海遊館 | 262万人 |
9位 | 東京国立博物館 | 255万人 |
10位 | ハウステンボス | 254万人 |
「美ら海」とは、「美しいな海」「綺麗な海」という意味の沖縄の方言です。総展示槽数は77槽あり、なかでも水量7,500立方メートルの世界最大級の大水槽「黒潮の海」を悠々と泳ぐジンベエザメやナンヨウマンタが人気です。
ほかにも、オキちゃん劇場のイルカショーや「沖縄の海との出会い」をコンセプトとしたサンゴ礁や深海など様々な海の生物が展示してあり、見ごたえは十分です。
沖縄美ら海水族館のある「海洋博公園」には、沖縄美ら海水族館以外にも楽しめる施設があります。
主な施設 | 概要 |
エメラルドビーチ | 雄大なエメラルドの海に真っ白な砂浜が映える!礁湖内にあるコーラルサンドのビーチ、遊泳無 |
おきなわ郷土村 おもろ植物園 |
琉球王国時代(17~19世紀頃)の沖縄の民家や村落を再現 |
海洋文化館・プラネタリウム | 沖縄を含めた太平洋地域における海洋民族の歴史や文化を紹介 |
熱帯ドリームセンター | 熱帯・亜熱帯の花や果樹を集めた植物園で常時2,000株以上のランを展示 |
熱帯・亜熱帯都市緑化植物園 | 熱帯・亜熱帯の植物を集めた「見本園」や都市緑化に関連する情報がいっぱい |
夕陽の広場 | 美しい紅に染まる黄昏のシーンが絶景 |
2025年に新テーマパーク誕生予定の沖縄北部には、他にも魅力あるスポットが満載です。
沖縄フルーツランドは、絵本の世界を冒険するテーマパーク。たくさんのフルーツ、魔法、様々な秘密に囲まれた幸せと調和をテーマとした施設です。
同施設は魔法の地図を手がかりに、様々な仕掛けをクリアしながらフルーツにまつわる謎解き探検を楽しめます。実際に施設内に入ってみると、スタンプラリー形式で進んでいくようになっていて途中のクイズなどをしながら、施設内でなっているフルーツを見る事が出来ます。
「どろんこバギーアドベンチャー」では、整備された道ばかりではなく、でこぼこ道や木々の隙間を縫ってやんばるの森を進み、沖縄に自生する珍しい植物や偶然通りがかる動物などについて、ツアーガイドの解説を聞きながらアドベンチャー体験が味わえます。
晴れの日はもちろん、雨の日は水しぶきや泥跳ねといった非日常的な自然とのふれあいも体験でき、大地の起伏をダイレクトに実感できるスリリングでエキサイティングな走りが楽しめます。
どろんこバギーアドベンチャーの詳細はこちら
パイナップルの名産地としても有名な北部で古くからある観光施設です。可愛らしいカートに乗って園内を散策することができる子供連れに人気の施設。
青空に向かって真っ直ぐ伸びるヤシの木と、辺り一面に広がるパイン畑に囲まれ、ゆったりと南国ムードを満喫できます。園内のレストランでは、パイナップルスイーツが大人気です。
ナゴパイナップルパークホームページ
東京ドーム約5個分と広大な敷地の中で、アマゾン、アフリカ、オセアニアといった世界中の熱帯地方の環境を再現「人と動植物の共存を体感してほしい」という基本理念をもとに、目の前で生き生きとした動物たちの自然行動を楽しむことができる動植物公園です。
ネオパークオキナワ公式ホームページ
色とりどりの熱帯魚が生息するブセナリゾートにある海中公園です。海の風景を間近に観察できる「海中展望塔」は、らせん階段を降りていくと、ガラスごしにチョウチョウウオやクマノミなどが泳ぐ姿を見ることができます。屋内なので天候の影響を受けることなく、小さな子どもも安心して海の中を楽しめます。
ブセナ海中公園公式ホームページ
2021年5月、御菓子御殿名護店にあるDINO恐竜PARKに新恐竜スポットが登場しました。
映画ジュラシックパークのロゴでもおなじみのティラノサウルスやステゴサウルス、首の長いブラキオサウルスなど、多種多様な80体以上の恐竜達が存在感を放っています。
パーク内を歩くと恐竜の鳴き声も聞こえ、まるで恐竜時代にタイムスリップしたような感覚を体感できるでしょう。パーク内には、珍しい植物も多数あり、季節によって咲く花が違うのも魅力。恐竜の卵なども隠れていますので、ご家族で探してみてはいかがでしょうか。
DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森公式ホームページ
これからますます注目を集める沖縄北部での宿泊は、オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパがおすすめです。「荷物にならない素敵な思い出を」という思いから、ここでしか体験できない食・空間・サービスやエンターテインメントが楽しめるホテルです。
世界自然遺産「やんばる」の入り口に位置し、豊かな森と美しい海の両方を楽しめる沖縄本島北部の名護市。沖縄の自然を全身で感じながら、ラグジュアリーなリゾート旅を叶えるのが当施設です。豊かな自然に包まれた環境で、ゆったりと流れる沖縄時間に身を任せてみましょう。
日中は、海や山でさまざまなアクティビティを楽しみ、夕方から夜にかけては屋外プールでゆったりとしたひと時が過ごせます。泊まるだけでなくさまざまな体験を通して極上の沖縄旅が楽しめるホテルです。
アクセスは、那覇空港より車で約70分。公共交通機関を使ってのアクセスも便利で、那覇空港から空港リムジンバスに乗ると約100分で到着します。
または、那覇エリアからエアポートシャトルを利用した場合、所要時間は約120分。かりゆしビーチ前のバス停で下車すると、ホテルの送迎車が迎えにきてくれます。
オリエンタルホテル沖縄リゾート&スパ公式ホームページ