神戸ファッション美術館は、ファッションをテーマにした公立では日本初の美術館です。1F展示室では、多彩なアートを紹介する「特別展示」と貴重な収蔵品を活用した「コレクション展示」を開催することもあります。3Fライブラリーでは、国内外のファッション関連の蔵書約40,000冊のほか、20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーなどが閲覧できます。
昭和48年、神戸商工会議所や神戸市などは、神戸の「ファッション都市づくり」を提唱し、全国に先駆けてファッション産業を「衣」「食」「住」「遊」に係る生活文化産業全般と位置づける「神戸ファッション都市宣言」を行いました。産官学一体となってファッション産業に力を入れている神戸。そのなかでも、神戸ファッション美術館は、周辺にファッション系の企業が多く、神戸のファッションの発信拠点ともいわれている六甲アイランドの一角にあります。
2018年4月1日付で神戸ファッション美術館の名誉館長にコシノヒロコ氏が就任しました。コシノ氏は大阪府出身で、現在は兵庫県芦屋市と東京を拠点に、絵画などさまざまなジャンルに活躍の場を広げている世界的なファッションデザイナーです。名誉館長の任期は5年です。コシノ氏は美術館運営に関するアドバイスを行っているそうで、またコシノ氏のコレクション作品、アート作品などの展示もしています。
さまざまな角度からファッションを取り上げている「神戸ファッション美術館」の楽しみ方はさまざまです。神戸ファッション美術館でできることをまとめました。
神戸ファッション美術館が収蔵する18世紀以降の西洋衣装、70カ国を超える民族衣装、写真等とともに、18世紀から現代までのファッションの歴史について、音楽や写真なども加えて分りやすく観覧できます。また「神戸の洋服」「神戸靴」「ケミカルシューズ」など、神戸のファッションに関する地場産業の歴史についても知ることができます。
デザインソースとして活用できる資料を公開されています。また、ロココから現代までの服飾史を彩る収蔵品からなる「コレクション展」と多彩なアートを紹介する「特別展」を随時開催しています。20世紀初頭からのファッション雑誌のバックナンバーから最新ファッションの雑誌まで、国内外のファッション関連の蔵書約40,000冊のほか、ファッション資料室(団体・要予約)もおすすめです。
国内の美術館では初となる「着せかえサイネージシステム」を導入。バーチャル試着体験ができます。神戸ファッション美術館は18世紀の宮廷衣装や現代ファッション、諸地域の民族衣装など9,000点の衣装を所蔵しているのだとか。
その中から厳選した10点の衣装を画像データ化し、バーチャル試着体験ができる「着せかえサイネージシステム」と、その体験画像をポストカードとして持ち帰ることができる「着せかえポストカードシステム」が楽しめます。これまで展示室で鑑賞することしかできなかった貴重な所蔵衣装をバーチャルで体験してみましょう。
神戸ファッション美術館では、オリジナル商品を1F受付横のショップで販売されています。主なものとして、ファッションに関する図録やポストカードやクリアファイル、一筆箋、ドレスの型紙やトートバッグなどの作り方がついた手ぬぐいなどのラインナップは、神戸旅行の思い出の品としてぜひ手に取りたいですよね。
住所 | 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1 |
TEL | 078-858-0050 |
最寄駅 | 六甲ライナー「アイランドセンター駅」 |
アクセス | <電車の場合> 六甲ライナー「アイランドセンター駅」より南東へすぐ <バスの場合> みなと観光バス「阪急御影駅南」または「阪急岡本駅南」 バス停から「六甲アイランドセンター」下車後、南へ徒歩3分 <車の場合> 阪神高速湾岸線「六甲アイランド北」ランプより約3分 阪神高速神戸線「魚崎」「摩耶」ランプより約10分 |
営業時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休園日 | 月曜日(ただし、祝日の場合は開館、翌日が休み) 年末年始 ※展示替などの臨時休館日があります。 |
料金 | 一般500円、小中高生250円、65歳以上250円 |
駐車場 | 近隣に有料駐車場あり |
公式サイト | WEBサイト |
神戸メリケンパークオリエンタルは、移り変わる港の風景、汽笛の音、潮風の香り。全室にオープンテラスを完備した客室に270度の海に囲まれたロケーションならではの魅力を感じながらまるで船旅のような優雅なホテルステイをお楽しみいただけます。「三宮」駅からホテルまで、車で約10分。新幹線「新神戸」駅からは約15分。三宮からホテル無料シャトルバスも運行しており、神戸市内、近畿圏へのアクセスも抜群ですよ。