台場公園は、江戸時代の面影を感じることができるとともに、レインボーブリッジを間近に見ながら散策ができる公園です。お台場海浜公園のすぐ隣にありますが、なかなか知られていない穴場スポットとなっています。
そこでこの記事では、台場公園の歴史と見どころを紹介し、具体的なアクセス方法もお伝えしていきます。また、台場公園周辺のおすすめ観光スポットも併せてご紹介しますので、ぜひ足を運んでみてください。
さらに記事の最後には、お台場観光の拠点としておすすめのホテルもご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
台場公園は、ペリーの来航を受けて江戸幕府が築いた砲台の跡地に、1928年に市民向けの公園として開放されました。江戸時代末期に、現在の東京・品川には6つの台場が建設され、現在は第三台場と第六台場が残っており、第三台場が「台場公園」として開放されています。
第六台場は無人島と化していますが、第三台場とともに1926年10月20日に「品川台場」として国の史跡に指定されました。
また、台場公園には江戸時代の陣屋や火薬庫の名残、そして砲台のレプリカなどが点在しており、訪問者は当時の雰囲気を感じ取ることができます。
さらに、公園からはレインボーブリッジの美しい景観を近くで堪能できます。春には10mの「オオシマザクラ」が花を咲かせ、訪れる人々の目を楽しませています。
ここからは、台場公園の歴史と見どころを詳しく紹介していきます。
お台場の由来ともなっている「台場」は、江戸時代の歴史が感じられる場所です。ペリーが来航して開国を迫られた幕府による施策が、現在の台場公園となって残されています。
台場公園にいく際には、歴史を知っておくとより違った見方で楽しめるので、台場公園に足を運ぶ予定の人はぜひ参考にしてみてください。
ペリー退帆後、幕府はすぐさま江戸湾の海防強化の検討に入り、江川太郎左衛門英龍(坦庵)らによる江戸湾巡視の結果、内海防備のための御台場築造が決定しました。
築造計画は、全11基の台場を作るというものでしたが、第三台場を作るまでに総勢約5,000人もの労働者と、当時の価値で約700億円の資金が投入され、第七台場以降は未着手のまま終わりました。
その後、東京湾に浮かぶ6つの台場は、2つの史跡を残して埋め立てや撤去が行われ姿を消していきました。
台場公園(第三台場)には、かつての面影を感じられる史跡が多く残っています。
台場公園は、東京湾に突き出た公園となっていて、周囲は石垣で囲まれています。北側には石組みの船着場跡があり、地中に隠すように造られている火薬庫・玉薬置所などの跡や中央には兵舎の礎石が残っており、歴史を感じられる場所となっています。
台場公園は、レインボーブリッジの足元にあるので、公園から間近に眺めることができます。公園は終日無料で解放されているため、夕日の時間帯や夜の夜景スポットとしても人気があり、台場公園からのレインボーブリッジの夜景はとても魅力的です。
また、台場公園はお台場海浜公園を通った先にある公園なので、お台場での買い物がてら、展望デッキを通り、自由の女神や東京タワーも眺めながら台場公園まで散策することができます。
台場公園は、写真撮影スポットとしても非常に人気のある場所です。
次に、台場公園へのアクセス方法をご紹介します。
台場公園は、お台場海浜公園を徒歩15分ほど通りぬけた場所にあるので、以下ではお台場海浜公園までのアクセス方法を記載しています。
具体的には、公共交通機関を使ってのアクセス方法は、電車・路線バス・海上(水上)バスの3種類です。また、車で訪れる際の駐車場情報も併せてお伝えしていきます。
電車でのアクセス
新交通ゆりかもめ:「お台場海浜公園駅」/「台場駅」徒歩3分
りんかい線:「東京テレポート駅」下車徒歩10分
路線バスでのアクセス
都バス:門前仲町から海01系統(豊洲駅経由東京テレポート駅前行き)に乗車し、お台場海浜公園駅前/台場駅前で下車(約30分)
Km観光バス:品川駅港南口(東口)から乗車し、お台場海浜公園駅前/台場駅前で下車(約20分)
田町駅東口から乗車し、お台場海浜公園駅前/台場駅前で下車(約13分)
京急バス:大井町駅から乗車し、台場駅前で下車(約17分)
羽田空港第一ターミナル・第二ターミナルから乗車しフジテレビ前で下車(約25分)
海上(水上)バスでのアクセス
東京都観光汽船と東京水辺ラインの2社が運航
「日の出桟橋(JR浜松町駅下車徒歩8分)」から「お台場海浜公園」まで(所要時間:約20分)
駐車場はお台場海浜公園北口駐車場がおすすめ
駐車場は、お台場海浜公園の駐車場を利用することになります。
お台場海浜公園の駐車場は、中央駐車場と北口駐車場の2つがありますが、北口駐車場の方が台場公園に近く、おすすめです。
最新の駐車料金などについてはこちらをご確認ください。
台場公園のあるお台場エリアは、東京都内でも人気の観光地で、多くのショッピングモールやアトラクション施設などが集まっています。
以下では、お台場の定番観光スポットを3つご紹介しますので、台場公園の散策ついでにぜひ足を運んでみてください。
東京湾に面しているこの公園は、レインボーブリッジや新宿、東京タワーなどのスカイラインを望むことができます。また、公園内には自由の女神像のレプリカが設置されており、観光の定番スポットとなっています。
夏にはビーチエリアでさまざまなイベントが開催されるほか、四季を通じて散歩やジョギングを楽しむこともできます。
複合型エンターテインメント施設で、ショッピングモール、レストラン、アトラクション施設が集まっています。中には、「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」や「東京ジョイポリス」といった家族向けのエンターテインメント施設もあります。
また、湾岸を望むテラスでは、美しい夜景を背景にレストランで食事を楽しむこともできます。
未来的なデザインのフジテレビ本社ビルは、お台場のランドマークとして知られています。
ビル内には、テレビ番組の展示スペースやグッズショップなどがあり、一般の人々も訪れることができます。特に、展望デッキからの眺めはお台場の絶景を一望できるため、観光客にも非常に人気です。
ヒルトン東京お台場は、東京湾の絶景を一望できる絶好のロケーションに位置しています。都心とのアクセスも良好で、ゆりかもめ「台場駅」から徒歩すぐの場所にあります。そのため、お台場を中心に東京観光を計画する際の拠点としても最適です。
ホテル内はラグジュアリーな内装や設備が充実しており、快適な宿泊を保証します。さらに、多彩なレストランやスパ、フィットネスセンターなども完備しているため、観光疲れを癒すのにも適しています。
お台場の主要な観光地へのアクセスも抜群。記事で紹介したデックス東京ビーチやお台場海浜公園、フジテレビ本社ビルなど、多くの観光スポットが徒歩圏内にあります。ヒルトン東京お台場を拠点とすることで、効率よく観光することができるでしょう。お台場滞在時には、このホテルの快適さと利便性をぜひ体感してみてください。
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ゆりかもめ利用
ホテルから徒歩3分先のゆりかもめ「台場駅」から新橋行に乗車
1駅先のお台場海浜公園で下車(乗車時間:約1分)
その後徒歩10分歩くと台場公園に到着
徒歩のみ
ホテルから徒歩17分